「ソソンリ」予告編 韓国ドキュメンタリー映画~サードは出ていけ 平和よ来い~

ドキュメンタリー映画 「ソソンリ」~サードは出ていけ 平和よ来い~  

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監督:パク・ベイル(韓国)87分 
日本語字幕付き (予告編は韓国語)

第22回 釜山国際映画祭ドキュメンタリー部門 メセナ賞(2017年)
第15回 ソウル環境映画祭 優秀賞(2018年)
第9回 釜山平和映画祭 夢みる平和賞(2018年) など

2018年、南北首脳会談が開催され、6月に米朝首脳会談が実現し、朝鮮半島の非核化、朝鮮戦争の終結と東アジアの平和実現へと大きく動いている。ところが、この歴史的な流れに逆らう大きな動きが 二つ残っている。一つは沖縄辺野古への新基地建設であり、もう一つが韓国・星州(ソンジュ)ソソンリに強行配備されたTHAAD(サード。高高度ミサイル防衛システム)だ。この映画はTHAADに反対し声を上げるソソンリのハルモニ(おばあさん)たちの姿を描いたドキュメンタリーである。
 ※THAAD(サード。高高度ミサイル防衛システム)配備を文在寅(ムン ジェイン)政権は強行している。
星州(ソンジュ)ソソンリの住民たちは強く反対している。

◆おばあさん(ハルモニ)たちは今日もソソンリの青空の下で杖をついて屈せず立ちはだかっている◆
ハルモニたちにとって、ソソンリは単なる村以上の意味がある。肥沃な土地ときれいな空気がある空、女性会の友人と一緒に話を交わして作業をして、美味しい食べ物を分けて生きてきた歴史が横糸と縦糸のように編まれ生きている空間である。
ところが、THAAD(サード。高高度ミサイル防衛システム)が突如配備される。ハルモニたちにとってTHAADは戦争と同じだ。長い年月、稲作を主に築いてきた土地・ソソンリのハルモニたちには、THAADが「国を守るために必要だ」という言い分は通じない。ハルモニたちにとってTHAADこそ、頑張って守ってきた人生を壊す「武器」なのである。
軍も兵力もないソソンリにTHAADが配備され、まるで戦場のようになった。ソソンリ住民は「危険な武器」を望んでいなかった。誰も戦争を経験したくないのに、「見えないところ」で戦争が起こるのが現実である。
結局THAADは「ハルモニ」、「農業をする人々」がいる、ソソンリに無理矢理に配備された。
ハルモニは、「THAADが来た!」と聞くと、畑仕事からも、睡眠中であってもソソンリを守るために走って行く。これら一日一日が日常であり闘争である。隣人とおしゃべりしながらも見回すと、あちこちにTHAAD反対の垂れ幕がかかっている。鍬(くわ)を握った手で農業をしていても、駆けつけて抵抗する。
まるで泥棒のようにTHAADはソソンリに配備され、ハルモニたちはそこを守っている。ムクゲの花の前で笑って万歳を叫ぶ間も、暗い影がソソンリに伸び続けている。THAAD撤廃を約束したはずの文在寅(ムンジェイン)大統領の政府は、朝鮮戦争の終戦宣言を予告した南北首脳会談の直前にもTHAAD敷地工事を強行した。
ハルモニたちは今日も杖をついて屈せず立ちはだかっている。青空の下で隣人と仲良くウリを食べながら、ソソンリの村のあちこちに記憶が込められている生活の空間を守るために……